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TPOplan


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الإنتاجية
المطور: アグリオープンイノベーション機構
حر

TPOplanは、作業管理者と複数の作業者が働くような農園において、作業者が携帯して作業をしていると、管理者から最新の作業指示が「伝達」され、それに対して作業者が簡単に「報告」できるスマートフォンアプリです。今日、リアルタイムの作業指示のやりとりは、メールやSNSを使うことが多いですが、指示を受けた作業者が農作業の片手間に作業状況を入力することは面倒な作業でした。そこで TPOplan では、作業者はGoogleカレンダーに、いつ、どの畑や作業場で、どういう作業をしていたのかを記録しておきます。管理者から作業指示が「伝達」されると、TPOplanは作業者にどの作業記録がその指示に対応するか尋ねます。作業者はその質問に答えることで、管理者への「報告」が自動的になされます。TPOplan を使うことで、管理者と作業者の指示伝達/作業報告の負荷が削減できます。

例えば、作業者Aさんが畑1の作業が終了してお昼休憩をしているところに、管理者Bさんから作業指示がリアルタイムに送られてきた場面で、「今日、畑1と畑2に農薬Xを散布すること」であれば、Aさんは、その日の午前中に行った作業リストから該当するものを選ぶだけで、その作業の詳細として「何時何分から何時何分まで、農薬Xを、希釈率Y倍で、散布量Zリットル散布した」という詳細データがBさんに伝達されます。一方、畑2については、Aさんは午後の作業として予定していたので、午後に畑2の作業が終了した時点で同様に返信することで、その作業の詳細がBさんに伝達されます。Bさんは、AさんやAさん以外の作業者にも同様の作業指示を出している場合、それらの作業指示がいつ終了したのかの最新状況を一括して常に把握できます。

TPOplan の特長は次のとおりです。
(1)管理者と作業者の間の情報伝達はオープンな場所で交換
管理者の作業指示は、Googleスプレッドシートのシート(注1)に書き込むだけで「伝達」が完了します。その書き込みにはGoogleスプレッドシートアプリを使って人手で入力しても良いですし、別のアプリ(例:営農支援システム)にスプレッドシートへの共有権限を与えて、アプリから書き込んでも構いません。
一方、作業者は自身が行った作業内容を自分自身がオーナ権限を持つGoogleカレンダーに所定のJSON形式で記載しておきます(注2)。こちらも同様に、書き込みにはGoogleカレンダーアプリを使って人手で入力しても良いですし、別のアプリ(例:営農支援システム)にカレンダーへの共有権限を与えて、アプリから書き込んでも構いません。
このように、TPOplanでは、情報交換をオープンな場所を使用するので、他のアプリとの連携を容易にすることを特徴としています。

(2)TPOplanの役割は、「作業指示」と「作業報告」の紐づけ
作業者がTPOplanを立ち上げると、日付ごとに作業指示と終了済み作業の数と内容が表示されます。作業者は、アプリ内で、どの作業指示に対して、どの終了済み作業が対応するかを紐づけしていきます。紐づけがされると、その結果がリアルタイムに管理者に報告され、管理者は終了済み作業の詳細を知ることができます。また、作業者が何かの都合で管理者から指示された作業が同日中にできない場合は、アプリ内でその旨を管理者に返信することもできます。
このように、TPOplanを使うことで、作業者は管理者から伝達された作業指示への詳細報告を、最小の手間で行うことが可能になります。

(注1):GoogleスプレッドシートのIDとシート名は事前に予約しておきます。シートのレコードは、作業者、作業時期、作業名、対象作物、作業場所、状況の構成です。

(注2):Googleカレンダーに記載する作業内容は、カレンダーイベントとしてJSON(JavaScriptのオブジェクト記法を用いたデータ交換フォーマット)形式で記載されます。作業者、作業開始日時、作業終了日時、作業場所、作業名、対象作物、作業詳細などから構成されます。